「少年鉄人」 山下貴光

少年鉄人少年鉄人

宝島社 2009-09-10
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内容説明
内向的な少年・瀬尾太一、乱暴者でクラスの王様・大江和真は、関西弁の転校生「てつじん」のペースに巻き込まれてしまう。クラスの秀才やシッカリ者の学級委員も一緒に、町で頻発していた通り魔事件の犯人を追うことになり…。

これも書評家・藤田さんのおすすめ。藤田さんの紹介本はあまりはずれがないので、忙しいけどおもしろい本は読みたい!って時に重宝します。

…と言ってるわりに、なぜかわたし、この本読み始めるまで非常~に時間かかりまして。
最初借りたのは確か12月最初、いやもっと前か?だったのに延長を繰り返し。いよいよ他に予約が入ってもう延長はムリ!ってなってやっとこページをめくり始めたのでした。

だって主人公小学生だしな~。
児童書は好きだけど、大人向けの小説でそれはどうなのよとか。
なーんかイマイチそそられなかったんですよね。正直断念しようかとすら思いました。

けど読み始めたらすぐハマり。お話のテンポもよかったおかげで、1日とかからず読めました。

やっぱりこの話の魅力は【てつじん】その人にあるでしょう!「世界を変える」、「そのためには行動を厭わない(←ちょっと表現違うけど)」、それを言い続け、実践し、その言うとおりに周りを徐々に変えていく様子は痛快でした。
物語の語り手は同級生の太一と和馬が入れ替わりながらつとめますが、その2人も最初は接点ほとんどないのに、てつじんのおかげでそれぞれが変化・成長し、そしてどんどんと絆を強めていくという。

関わる事件も、前に読んだ「屋上ミサイル」みたいに知らないうちに、雪だるま式に増えていきますが、その伏線がキレーに解消されていく様子も読んでて気持ちよかったです。

まとめると。
この作品には、伊坂光太郎さんの作品+金城一紀さんの作品(特にゾンビーズシリーズ)÷2、てな感じのおもしろさがあります。わたしは読んだことないんでわかんなかったですが、藤田さんはさらにそれに石田衣良さんのIWGPシリーズの雰囲気もあるって言ってました。
それぞれの作品を読んだことある人なら感覚である程度この雰囲気がわかりますかね?
もちろんまだまだの部分もありますし、あとで読みなおすと「…?」ってところもあるにはあるんですけど(特に犯人の動機とかな…)。
それでも読書中は非常に楽しい時間を過ごせます。少なくとも、わたしはそうでした。

なーんにも考えないで、とにかくぐいぐいと読めるおもしろい話を希望する人に、特におすすめです!



少年鉄人
宝島社
山下 貴光

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