「蒼きサムライ」 福田栄一

蒼きサムライ(MF文庫ダヴィンチ) (MF文庫ダ・ヴィンチ)蒼きサムライ(MF文庫ダヴィンチ) (MF文庫ダ・ヴィンチ)
ワカマツカオリ

メディアファクトリー 2010-02-23
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内容(「BOOK」データベースより)
時は江戸、幕末の世。元服したての秀太郎は、決して結ばれない幼なじみへのひそやかな恋心に悩んでいた。そんな折、剣術の師匠でもある彼女の父が、無法者に襲われ大怪我を負う。不可解な点を探るうち、対立する道場の存在が浮かぶが、どうやら兄弟子が関わっているようで…果たして秀太郎は、道場の誇りを守ることができるのか。そして一途な恋の行方は。

久しぶりの福田さんです。福田さんラブ!
…なのにこれ、本当は表紙絵に魅かれて買って、あとでああ作者福田さんだった…!と気付いたというね…(一行目台無し)。いやーワカマツさんもファンなのです。
しかしアレですよ。アマゾンの画像更新ブログパーツの作者欄なんか、堂々とワカマツカオリさんってなってましたからね。
…今後いっそう福田さんを応援していきたい所存です。


さて本題。
今回のお話は、福田さん初の時代ものでした。ジャンル広いなーすごいなーと思いつつ、ちょこっとだけ大丈夫かな?と思っていたんですけど、…杞憂でしたね~相変わらずおもしろかったです。

軸になるのは幼なじみへの恋心と。
その幼なじみの父親が巻き込まれた不審な傷害事件と。
その傷害事件に、もしかしたら尊敬する兄弟子が一枚かんでるんじゃないかって疑惑と。

そういういろいろが混じり合って、読者をぐいぐいっと話に引き込んでくれます。相変わらず筆達者というか
まんまと……いや、これ以上いうとネタばれになるんで控えますが。

主人公の秀太郎がすごくよかったです。かっこいいというか、かわいい。弟にしたい感じ?
まっすぐで、純情で、ひたむきで。でも筋を通すところは通して……いざというときの腹の括り方も気にいりました。基本前向きだしな~見習いたいです。敵役以外、だれにでも好かれるのがわかる気がします。色町の大御所までも一瞬で打ち解けさせましたからね。なんつうか、モテの極意を自然に身につけてる気がしました。

他の登場人物もそれぞれ魅力的です。兄弟子三人それぞれに違う素敵なところあるしな。わたしはなんといっても和之介さんが好きですが。その妖艶な笑みを向けてほしいっ!ていうね。カタブツだけど頭の切れる雅次郎さんも、いつもはぼへっとしてるけど剣を持たせるとすごい小平太もそれぞれいいです。

あと秀太郎の想い人である凛ちゃんもね…ていうか、このふたりの関係は切なすぎました。
そしてその秀太郎に淡い想いを寄せていた(?)娼妓の若葉ちゃんも切ない。この時代のままならなさがなんかたまらなかったです。

最後はハッピーエンド?って感じなんですけど。
…なんとなく、いろいろと伏線が回収しきれてないというか、もう少し語ってもよいんじゃ…って部分を残してる気がするのは、続編を期待していいってことなんでしょうかね。
ここで終わってもいいけど、どこかもやっとするところがあるので、ぜひとも出してもらいたいもんです。

久しぶりに時代小説読みましたが、おもしろかったです!

さて、現実逃避してましたが…そろそろ荷造りと勉強に戻らねば……。どっちもさっぱり進まないんですが。あああ。
ヒマじゃないのについ寝てしまうわたしに必要なのは一体なんなんですかね。ああ、危機感(←気づいた)。
ギリギリまで追い込まれたらなんとかなるのかナ~。ま、あの。くじけずがんばります。

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