「まほろ駅前番外地」 三浦しをん

まほろ駅前番外地まほろ駅前番外地

文藝春秋 2009-10
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内容説明
「まほろ」の愉快な奴らが帰ってきた。多田・行天の物語をはじめ、星、曽根田のばあちゃん、由良、岡老人の細君が主人公となるスピンアウトストーリー全7編を収録。『別冊文藝春秋』連載を書籍化。

いや~待ちかねましたよ。
発売されたのは知ってたのに、図書館の予約出遅れたからもう。半年もじりじり待つことになりました。でも待った甲斐あり!のおもしろさ。やっぱ三浦さんははずれないっす。

しかし半年もあったんだから、その間に前作を読んどけっつうハナシでしたね…
登場人物はだいたい覚えてたものの、何人かは前の話でどんなことしてたのかまるっと忘れているという。最後まで由良のエピソードは思い出せないままでしたよ…加齢って怖いワ~~。

7編のうち特に好きだったのは「岡夫人は観察する」と「由良公は運が悪い」でした。星くんの話も捨てがたいけど、一部相当痛い(物理的に)描写があったのでパス。

以下ざっくりと一話ずつ紹介。

光る石
多田便利軒に持ち込まれたひとつの依頼。それは同僚の結婚指輪を一時的に隠せ、というものだった。

星良一の優雅な日常
星良一の毎日は規則正しく進んでいく…ただし、その道は女たちによって妨害されるのが常だった。

思い出の銀幕
時折見舞いの代理人として顔を合わせる老婦人。そのひとが語る、一生一度の恋とは。

岡夫人は観察する
毎度家の前を行くバスの運行状況を監視させるため、多田便利軒を呼びつける岡。その夫人はずっと以前から、行天を知っていた……

由良公は運が悪い
天気のいい休日、親との約束を反故にされ、代わりにこづかいをせしめた由良は街に向かう途中、運悪く行天につかまる。

逃げる男
多田便利軒に遺品整理の仕事が舞い込んだ。古アパートにきっちり収納された脈絡のない膨大な品々。若く魅力的な妻をおいて、男はなぜひとりを選んだのか?

なごりの月
のどかな正月明け、子守と家事の仕事が舞い込む。元気な幼児の相手をいやいやながらもしていた行天だが。


ここで終わるのは惜しいな、というかたちで終わっているので、きっと続きがでるはずだと信じたいですが…ここで終わってもいいような気がしないでもなかったり。なんでも名残惜しいうちに終わるが花だとも思うので。

そういやこれと前後して出た「星間商事~」もこないだ読んだんでした。また忘れないうちに、そのうち記事にします。

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  • まほろ駅前番外地(三浦しをん)

    Excerpt: 「まほろ駅前多田便利軒」の続編というか、番外編かな。前作で脇役だった人々が主役となって登場!な短編集。 Weblog: Bookworm racked: 2010-04-29 14:15
  • 『まほろ駅前番外地』/三浦しをん ◎

    Excerpt: 『まほろ駅前多田便利軒』で「失ったものは完全には取り戻せないけれど、形を変えてそっと戻って来る」と結ばれていた物語の、続きです。それとも番外編かな? イヤ~、ホント私、三浦しをんさんが大好きだなぁ!.. Weblog: 蒼のほとりで書に溺れ。 racked: 2010-08-01 22:08