「MOMENT」 本多孝好

MOMENT (集英社文庫)MOMENT (集英社文庫)

集英社 2005-09-16
売り上げランキング : 41343

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

内容説明
幼馴染みの葬儀屋、森野が紹介してくれた病院で清掃員として働く青年は、その病院で死を目前にした患者だけが耳にする、死ぬ前に願い事を一つだけ叶える黒衣の男の話を聞く。青年は思いがけないことからその仕事を引き継ぐ。


ちょこっとお久しぶりでーす。
仕事はわりかしヒマなものの、こんがらがった人間関係に疲れ果ててました…それで夜は即寝、読書できず。みたいな。どうでもいいことに巻き込まれず、マイペースでいきたいものです。

さて、そんなアレな中ガっと連休をとってやっと読めたのがこの作品。
前から気になってたんです。予約してた続編の「WILL」が用意できたと連絡もらったので、あわせて借りてみました。今調べたら「このミス」2000年のベスト10入りした作品なんですねえ。

あらすじは上記のとおりです。
死ぬ寸前の患者さんの願いをただひとつ。たったひとつかなえる仕事をする青年のおはなし。しかもとある事情から、ほぼノーギャラで請け負ってます。これだけ聞くといい話に聞こえるじゃないですか。
なんかこうココロがほのぼのするような話だと勘違いするじゃないですか!?違うんですよね~~。「このミス」受賞作だと知ってればこんな先入観なしで読めただろうに。
あまり書くとネタばれになるんで控えますが、うーん……死ぬ直前になってもそうそう人生思い切れるもんじゃないっていうか、それまでの生き方が集約されて出てくるというか、……すかっとさわやかに、この世からバイバイできるもんじゃないんだなーってのがしみじみわかりました。
ひとつ願いがかなったからって、それですべてがOK!てわけじゃないものね。。

それでも、全員じゃないかもしれないけど、この青年が関わったことで何かしら得るものがあった人がいたのもまた事実で。そうだな、この大変な仕事をよく成し遂げたなと思います。

主人公は主人公のくせにえっらい影が薄いです。なんだか最後までつかみきれないひとだった…いいやつだってのはわかったんですが。それよりも葬儀屋で幼なじみの森野とか、道を尋ねたおまわりさんだとか、借金取り立て屋のやたら口調が丁寧(でもぎこちない)おにいさんとかのがよっぽどキャラ立ってたな。
割と重い話なのにところどころ笑えるのは、きっと彼ら脇役によるところが大きいんでしょう。


賛否両論ある本みたいですが、なかなか楽しめました。さて次はお待ちかねの「WILL」です!

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのトラックバック