「さびしい女神 -僕僕先生」 仁木英之

さびしい女神―僕僕先生さびしい女神―僕僕先生

新潮社 2010-04
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内容説明
大旱魃を起こしているのは、さびしがり屋の女神さま。彼女が暮らせる場所は見つかるか。そして、明かされた神仙たちの残酷な歴史は、僕僕の秘密とも関係が…? 中国冒険ロードノベル第4弾。


僕僕先生シリーズは安心して読める本のひとつです。…が、難点は漢字が読めないところですか(←主に自分のせい)。慣れて気にならなくなるまで、最初に戻っては読み方を確認するのがめんどいといえばめんどい。
しかしそのめんどさを考慮しても、読む価値があると思います。

特に今回はよかったですね~~。個人的にはやはり、シリーズの一番最初の話が一番面白いし好きだと思っているんですけれど。この物語はそれに負けず劣らずよかったと思います。なんというか、今までで一番王弁くんがかっこいいと思いました。

旱魃を引き起こす、最強で最凶、最悪の女神さまである「魃」。でも彼女は生けるものを殺めたいわけじゃなくて、さびしいから、触れあえなくてもただそばにいるだけでもいいから、「存在する」ことを許される場所にいたいだけ。
その気持ちを理解した王弁くんは、八方手を尽くして魃の居場所探しをします。過去の魃を知る、えらい神様に会いに空の彼方へ行ったり、時空を超えたり。
あのぐうたらものがよくぞここまで!というくらい頑張ります。

その結果がどうなったか、というのは書くとネタばれになるので本編にあたってもらいたいんですが……とにかく切ない話でした。なんかもー何もかもが。特にぐっときたのは、王弁くんと魃の別れのシーンですか。小さく手を振る魃を想像するだけでもう涙が……!ご存知の通り「僕僕先生」のイラストはかわいらしい感じの絵なんでまだこんなもんで済みましたが、そうじゃなかったら号泣ですね、たぶん。

最近になってようやく、自分のツボが「笑い」と「切なさ」にあることを自覚しました。なのでそのふたつが合わさってる作品は最強ですね。「僕僕先生」シリーズもどちらかというとそうかな?
一番古い殿堂入り作品は、「赤毛のアン」です。あれはすごいです。しばらく読んでないのに、とあるシーンを思い返すだけで滂沱の涙を流せる自信があります。逆に爆笑もできるし。(←はたで見てるとヘンな人でしか)
あと「あしながおじさん」もだな~~。わたしの原点はあの2作品にあるのかもしれません。

……てことは7~8歳の頃からツボが変わってないってことですね。三つ子の魂か……

「笑い」+「切なさ」作品。もし他にご存知の方いらっしゃいましたら、いつでも情報お待ちしています☆



さびしい女神—僕僕先生
新潮社
仁木 英之

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