「ぜんぜんたいへんじゃないです。」 朝倉かすみ

ぜんぜんたいへんじゃないです。ぜんぜんたいへんじゃないです。
朝倉 かすみ

朝日新聞出版 2010-03-19
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内容紹介
『田村はまだか』で吉川英治文学新人賞を受賞し、今いちばん注目される若手作家(だが今年50歳)の人生前向き初エッセイ。掃除をずーっとしてなくても締め切り地獄にハマってもオットと喧嘩しても「ぜんぜんたいへんじゃない」日々のあれこれを綴る。


昨日のブログで「ペンギンと暮らす」をつまらんと一刀両断したわたしですが、ちょっと訂正をば。訂正というか……あれです。←あれって何
実は今回の「ぜんぜん~」と「ペンギン」2作品を並行読みしてまして、こちらの作品が大変わたしの好みにあっておもしろすぎたので、相対的に余計つまらんと感じたんではないかと。1冊ずつ読んでりゃまた違う感想になった可能性も大ありです。そう考えると読書環境って大事だな!

朝倉さんの作品は、初読みしたときからなんかこう独特のものがありました。セリフまわしとか展開が変わってる……というか、そう来たか!という予想を超えたところがあるような。ミステリでもないのにその意外性、不思議……と思ってなんとなくおっかける対象になったんじゃなかったかな。

こんな(いい意味で)変な作品書くひとってどんなんだろうと思ってたところにタイミングよく出たのがこのエッセイ集です。朝倉さんの家族とか、生い立ちとか、オットとか、仕事のことなどもろもろすべてがセキララに語られててすっごくおもしろかった。途中何度声出して笑ったことか。
特に京子(母)の話がよかったなあ。朝倉さんち、全員実名でいろんな思い出語られちゃってるけど大丈夫なんだろうか。まあ京子(母)から許しが出てるみたいだからいいのか?

この実の母のことを名前呼び捨てにするのって、なんだか妙に笑えるんですけどそれってわたしだけですか?たしか最初に気づいて笑ったのはかの有名な『のだめ』なんですけど。洋子だったっけ。
わたしにとっておかあさんはおかあさんで、名前で呼ぶ対象じゃなかったのでそれをいとも簡単にひっくり返された衝撃と、それによりこみ上がる衝動(笑いの)が半端なかったというか。
いつか使いたいです。わたしも。

話とびまくってすみませんが、この作品は朝倉さん読んだことないひとであっても楽しめると思います。かえってこれ読んだことで、どんな作品書いてんだろなってなるひともいると思う。
そんくらいおもしろいです。北大路公子師匠といい、北海道の女性作家はエッセイのおもしろさすごいな。←2人だけなのに過大評価?

おもしろいだけじゃなく、ところどころではっとさせられるのもよかったなぁ。タイトルに込められた意味とかね。ぜんぜんたいへんじゃない。だっておもしろくてしかたないから。勇敢に冒険してる最中だから。
そうやって生きてくのって充実してて楽しいと思う。わたしもそんなふうに言えるように、笑って「たいへんじゃない」って言えるようになれるよう、仕事や勉強、がんばります。

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