内容説明 江戸の片隅、姉弟二人が切り盛りする「出雲屋」。鍋、釜、布団、何でも貸し出す店ですが、中にはちょっと妙な品も混じっているようで…。妖怪たちが引き起こす騒動の数々。ほろりと切なく、ふんわり暖かい連作集。 つくもがみって最近流行っているのか、題材にされてるのをよく見かけます。ギャグ漫画で使われてたりな〜〜ネタとして使いやすいのかも。畠中さんも自著「しゃばけ」シリーズで描いてますね。 この話は畠中さんが得意とする、時代もの+怪異、による物語です。小道具商いと物品の貸出を生業とする姉弟が、持ち込まれた困りごとに対してつくもがみになってる(っていうのか?)道具を貸し出したりすることで、それを解決していく。各話にひとつずつの謎と、全編通して語られる、姉のお紅の探し人についての物語があります。 ほのぼのとしたイラストのとおり、温かな空気も感じるんですが、それと同時に人の狡さや弱さなどについてもきっちり描かれてます。畠中さんはそういう話がうまいなぁ。 ほんとうは実の姉弟ではない、主人公の清次とお紅。清次のお紅に対する気持ちが切ないです。お紅自身も自分の気持ちがどこにあるのかがわかっていなくて当惑してるんですが、それを見守る清次が痛々しいというかもどかしいというか。 最初のほうはちらっとしか書かれてなかった、お紅の探し人の話が後半はメインで描かれています。その蘇芳という人はどんな人なのか、以前この姉弟とどういう関係があったのか……最後にその人は現れるんですが、お紅がどんな選択をするかわからなくてかなりドキドキしました。それまでの話もハッピーエンドばかりではなかったので余計にね。 その選択は……興味があったら、読んでたしかめてみてください。 今の今まで気付いてなかったですが、各章の扉に使われてた紙が、それぞれタイトルである 「利休鼠」「裏葉柳」「秘色」「似せ紫」「蘇芳」に対応した色だったんですね。さりげないこだわりが素敵でした。 続きが書けないこともないと思いますが、ここで終わってたほうがすっきりしてていいかも。楽しく読めたお話でした。 つくもがみ貸します
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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「つくもがみ貸します」畠中恵
つくもがみ貸します 畠中 恵 ...続きを見る |
ナナメモ 2007/11/28 12:45 |
つくもがみ貸します 畠中恵
装画は三木謙次。装丁は角川書店装丁室。「怪」「野性時代」掲載。連作短編集。 お江戸の片隅、お紅と清次の姉弟が切り盛りする出雲屋は古道具屋兼損料屋。何でも貸し出す中に、百年を経て付喪神(つくもがみ)に化した古道具たちが ...続きを見る |
粋な提案 2007/11/30 04:44 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
こんにちは! |
ひなにゃんこ 2007/11/26 23:00 |
ひなにゃんこさんこんにちは。 |
まみみ 2007/11/27 16:59 |
各章の色、どんな色なのかがわかってよかったです。 |
なな 2007/11/28 12:44 |
実はななさんのブログ見に行って初めて知ったんですよ>扉の色。うっかり見逃すとこでした。どうもありがとうございます! |
まみみ 2007/11/28 14:50 |
事件や付喪神たちのスタンスがしゃばけシリーズとは違ってて、ちょっとどきどきでした。 |
藍色 2007/11/30 04:36 |
これシリーズ化するのかなぁ…と途中まで思ってました。でも1巻完結ですかね。最後まで読んだ感じからすると。シリーズにするとなんかいろいろ問題ありそうです。出版社とか雰囲気が…もごもご。 |
まみみ 2007/12/01 11:56 |
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