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<<   作成日時 : 2008/01/31 23:36   >>

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ゴールデンスランバーゴールデンスランバー
伊坂 幸太郎

新潮社 2007-11-29
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内容説明
俺はどうなってしまった? 一体何が起こっている? 首相暗殺の濡れ衣を着せられた男は、国家的陰謀から逃げ切れるのか。精緻極まる伏線、忘れがたい会話。伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた書き下ろし長編。

伊坂さん待望の新作です。
しばらく借りられないだろうな〜と思っていたら、なんだか1番目に届いた模様。やはりリクエストカードはフライング気味に出すのがいいですよ。ってここで言っちゃったらその恩恵が減るだろ。と思ったけど、もう書いちゃったのでこのままで。

内容は上記の通りです。
この作品に関してはあまりあらすじ説明しないほうがいいと思う。まあ読んでみてください。

わけもわからず逃避行をつづけるある男が主人公です。
章だてがなかなか斬新でして、過去のある事件を振り返って、それからその当時が描写されていくので、読者はおおまかな流れを事前に知った上で、この話を読んでいくことになります。

結果を知っててプロセスを読み解いていくのもなかなか楽しいですね。
およそ絶望的な状況にいたはずの、主人公が逃亡していた数日間…
視聴者の立場でわかることはたったの40Pほどであるにも関わらず、主人公視点で書くと400Pを超えるという。自分がいつもいかに省略された情報に触れているのかを実感しました。

とても大きなものに侵害される自分の生活。そして命。
切れそうな糸をひっぱるような緊張感の中、それでも主人公を救ったのは「ひと」でした。
「人間の最大の武器は信頼である」って言葉はしみじみいいなと思いました。

大きなるものの存在とその力は、本当におぞましくかつ気味の悪いもので。普段意識してないけど。自分の身を守るのは第一に自分、何かおかしなことが起きてると感じたときは、「関係ない」と目を背けるのではなく、何をしているのかをきちんと見る必要がありますね。
当然のことなんだけど…
わたしみたいに、どうやったってその方向に進むに違いないとハナから諦める人もそれなりにいると思うので、自省をこめて。

それにしても怖い話でした。
善人がいい人生を送れるというのは単なる思い込み。
落とし穴はすぐそこ、わたしの足もとに口を開いて待ち構えているのかもしれない。

おおお〜こ〜りゃすごい作品でしたよ〜。500P強という頁数もあいまって、読むのに2日かかりました。しかも読み続けるにもなかなか力がいり、他の本を読んで気分転換しながらの読書でした。
かなり追い詰まっている主人公でしたが、パニックに陥ったり自暴自棄にならないでいてくれたのは救いでした。
わたしこういう追いかけられるやつ苦手なんですよね。苦手っていうかもう恐怖?
現実に誰かから追われると考えるだけで変な汗が出ます。
そういやこの物語読んでた2日とも追われる系の夢みたわ。どんだけ影響受けてるんだ。

今宵は落ち着いて眠れそうです。ていうか寝たいです。

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「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎
ゴールデンスランバー/伊坂 幸太郎 ...続きを見る
ハイジのCINEMA&BOOK研究所
2008/03/27 01:54
『ゴールデンスランバー』/伊坂幸太郎 ○
・・・結構、消化不良なんですけど。いや、伊坂さんらしい、時系列の絡み合った緻密な、ある意味登場人物たちに都合がいいぐらいキッチリ組み立てられたストーリーで、読んでいて爽快なのですが。 明快な結末が用意されてなかったことが、ちょっと残念。でも、私の希望する「何故?の解明」まで書こうとすると、もう1冊は必要で上下巻になりそうです(笑)。 ...続きを見る
蒼のほとりで書に溺れ。
2008/03/28 22:30
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2008/04/04 15:00
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≪★★★≫ 力作じゃないっすか。JFK暗殺事件と同じようなことが日本でも起こったら、無実の人間が大きな陰謀によって罠に嵌められていく怖さ。JFK暗殺事件と重ねられて、オズワルドはきっと嵌められたんだろうって分かっちゃいるけど、なにか裏の組織の陰謀をプンプン.. ...続きを見る
じゃじゃままブックレビュー
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ゴールデンスランバー/伊坂 幸太郎 ...続きを見る
映画な日々。読書な日々。
2008/06/07 22:57

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コメント(20件)

内 容 ニックネーム/日時
すごい作品でしたね。
エンターテイメント大作って感じで楽しめました。

>自分がいつもいかに省略された情報に触れているのかを実感
そうですね〜。省略されてることを知って、情報を読み取りたいものです。

それにしても、追いかけられる夢を見るなんて重症ですね。弱いお話って誰にもあるんですね…私も夢に見るネタあります…
今日はゆっくり眠れるといいですね。
ちきちき
2008/02/02 21:09
リクエスト本はフライング気味でって、私もやってます。というか、完全にフライング。なので、新刊情報にないので受け付けられませんと言われることも度々です(^_^;)
わけも分からず逃亡しなきゃならない状況に自分が追い込まれたら…って考えると怖かったです。ハラハラしながらの読書でしたが、読み終えた後は満足感で一杯でした。
エビノート
2008/02/02 21:55
こんばんは。
「人間の最大の武器は信頼である」本当ですね。「痴漢は死ね」とか「だと思った」とか色々素敵な言葉がありました。
なな
2008/02/02 22:09
凄いお話でしたよね。どうなるの?、青柳は助かるの?ってドキドキしながら読みました。

私もどうしても読みたい本はリクエストを出しますが、私の利用している図書館は、リクエストは図書館まで行って用紙に記入しないといけないんです(^_^;)しかも1人1冊まで。
今回は人気の作品なので、直接行かなくてもすぐに入荷すると思って、毎日ネットで図書館の蔵書チェックをして、いち早く予約しました。
おかげですぐ順番が来ました(*^_^*)
フライング気味でリクエストを出すっていうのは、まだやったこと無いです(笑)
ひなにゃんこ
2008/02/02 22:18
わたしの利用している図書館もリクエストは紙で出すのですが、フライング気味に出したけど、やっと読むことができました。
個人同士では信頼が大事だけど、マスコミに関しては安易に信じちゃいけないということを強く感じました。
伏線があまりも見事に張られていて、読み返してみてまたビックリしています。
Roko
2008/02/03 13:42
>ちきちきさん
今までで一番エンタメ性が高い作品かもですね。悪夢にうなされたりしましたが、読んでよかったです^^
ここで弱点をさらしてしまってるので、リアル友にはくれぐれもそこを刺激しないように言いたいものです。……聞いてる?(←友達に対するメッセージ)

>エビノートさん
そう、もう入荷されてからでは遅いんですよね。しかも神戸の場合は発売から一か月経たないと棚に並ばないので、10人以上待ちなんてザラですから!これからも怒られてもそっとフライングしていきたいものです。
わたしも逃亡者にはなれないっぽいです。あまりの緊張感にすぐ自首してしまいそうです…
まみみ
2008/02/04 09:16
>ななさん
伏線が張り巡らせられてましたね。おぉここであの時のセリフが使われるのか…!!と感動しました。伊坂幸太郎の集大成と言われるのも過言ではない気がします。

>ひなにゃんこさん
なんだかみなさん同じところに反応されているようで(笑)。うちも1年前まで手書きでした。でも予約冊数は無制限だったのでもう自分でもわからないくらい予約してましたが、ネット予約になってからは15冊までに制限されたので悩みながら予約してます。しかしフライング予約は手書きでこそできる技なので、またひっそり書いて提出してきたいと思います。
まみみ
2008/02/04 09:31
>Rocoさん
怖いですよね、こんな世の中になったら。でも今後こういう方向にいかないとは断言できないので、せめて動向をしっかり見ておかねば!と読後思いました。何回か繰り返して読んでも楽しいいい作品でした。買おうかな〜〜?と悩んでます。
まみみ
2008/02/04 09:34
こんにちは。
事件そのものは、はっきりと描かれていないのも面白いですよね。
最後まで緊張感があるのに、「俺はやってない」「だと思った」とかのやりとりで、じーんとさせられる部分があって、楽しめました♪
敵の姿が見えない、更に理由も分からない、なのに追いかけられるって、本当にありえないくらい怖いですよね。
キウイ
2008/02/04 14:19
キウイさんこんにちは。
そうなんですよね、事件に関してはアバウトな描き方がされてました。なんでなんだろう…
ものすごく追い詰められているのに、そっと息がつける瞬間が幾度もあって、読んでて苦しくなるのを防いでくれました。
おもしろい物語ですが、自分が当事者にはなりたくないなぁとしみじみ思いました。
まみみ
2008/02/04 19:11
こんにちは。
ちょっとした言葉にまで伏線が張られていて、気の抜けない読書になりました。その分、驚きも多くって、とっても面白かったです!
まみみさんの「省略された情報」という言葉に、「あ、そうだよ!」と改めて気付かされたというか実感しました。どこをどんな風に省略たかで、受け取り方も随分と変わってしまうんですよね・・・。
すずな
2008/02/29 13:57
すずなさんこんばんは。
何度読んでも新しい発見がありそうですね。特にわたしはうっかりしてるので、他の人より余計その驚きを味わえそうです。この性格にも利点があったのね……
読んでる最中は「このニュースも裏では…」とテレビ見るたび思ったりして。ずっと覚えていられるかはわからないけど、作られた情報を全幅信頼しないようこころがけたいです。
まみみ
2008/03/04 21:00
まみみさん、こんばんは(^^)。
あちこちに張り巡らされた伏線が、いろいろなところで回収され、あっという間に読み終えてしまいました。
後で「なに!あれも伏線!」という驚きがたくさんでしたね。

私はこの作品、少々後味が悪かったです。青柳を陥れたものが何だったのか、何故あんな大がかりな事件を計画実行したのか・・・それを考えると、胃のあたりが捩じられるような不快感というか不安が沸き起こってしまって。
作品そのものの良さは、ちゃんとと実感したんですけどね…。
水無月・R
2008/03/28 22:43
水無月・Rさんおはようございます^^
とにかくうまい!作品でした。

わたしは深く考えないようにしてましたが、確かに考えるとどんどん暗ーくなりますよね。彼の今後も気になるし。既刊の中でもかなり重いお話かと。読み返すときには覚悟せねば!
まみみ
2008/03/29 04:51
個性的なキャラやら緻密な構成で楽しく読めたんですが、実はかなり怖い作品ですよね。青柳君を応援しながら読みましたが、テレビを見てる側だったらマスコミの報道を鵜呑みにして「こいつが絶対犯人だよね」とか言ってそうな気がします。陥れられてもすぐにあきらめて取引に応じそうだし・・。考えろマクガイバー!ってとこですね。
june
2008/04/04 15:07
そう、おもしろいけど怖いという…ひとことで説明するのが難しい作品ですよね。本当にドキドキしながら読みました。こんなふうな諦めない心、そして信頼関係を手に入れたいです。

マクガイバー気になりつつ見られてないんですよね…今年こそ!
麻巳美(まみみ)
2008/04/04 18:41
冒頭こそ、青柳君が犯人だと思わせてましたけど、無実なんだと知って読むと、後輩が「青柳先輩」とかサイン送ってるのに気付かずにいるところとか、ハローワークだかどっかで知り合った女性を信じて連絡取ろうとしてるところとか、もうハラハラしちゃいました。
じゃじゃまま
2008/04/23 22:06
この構成の巧さがすごいですよね。物語の中でもいろいろ仕組まれてるし。伊坂幸太郎作品はたぶん全部読んでるんですが、いろいろ忘れ過ぎでリンクも読み飛ばしちゃってるんだろうな…1か月くらい読みこみまくりたいです。時間があればっ!!
まみみ
2008/04/24 20:35
面白かったですね〜。
久々の伊坂さんの長編、期待通りに楽しませていただきました。伏線の張り方も見事だし、結構ぐっとくる言葉も沢山描かれていて、その辺もさすが伊坂さん!という感じでした。
そして私も同じようにマスコミの情報を鵜呑みにしているな、と反省したりもしました。
20年後を描いた章は、読み終わった後に再読。本当上手さが光った作品でしたね
masako
2008/06/07 23:14
山本周五郎賞を受賞なさってましたね(確か)。本当に文句なしにおもしろい作品でした。いつものあの伊坂節+αのおもしろさがあったような気もします。それがなんなのかうまく説明できないんですが……
繰り返し読んでもおもしろい、上質な作品でした。あーほんとまた読みたいんですが!時間が!!(←こればっか)
麻巳美(まみみ)
2008/06/08 21:51

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